ギリシア時代の数学者・哲学者であるピタゴラスが、その思想の原点とする説があります。
これは直接的な創始者ではなく、あくまでも「弟子や後の思想家たちに影響を与えた。」という意味です。
現在はこの説が有力となっております。
数字を森羅万象つまり宇宙に存在するあらゆるものとみなし、そこから様々な意味を読み取る方法が数秘術です。
ピタゴラスの学問は後にプラトンに引き継がれ…その後ユダヤ教のカバラの書物により解釈が広がりました。
「カバラ」は様々な叡智・神秘を紐解く鍵として多大な影響を与えています。
タロットカードの概念にもありますので、タロットと数秘術の相性は良いのです。
古代使用されていたヘブライ文字は、当時の人々の生活の中で数字の役割も果たしていました。
ですから、お名前を数字に変換するのも、自然なことです。
西暦の生年月日が必要な理由は、現在使用されているグレゴリオ歴は「カバラ」の原理に基づいているからです。
数秘術が広く一般にも知られるようになったのは、ルネッサンス期からになります。
今日一般的に普及している現代の数秘術は、
20世紀初頭のアメリカの数秘術家が考案した理論を継承・発展させた方法が主流となっております。
現在数秘術は、過去の歴史の流れを汲みつつ独自のアレンジがなされています。
数秘術とは、数字とその奥にある深い意味を読み取る学問体系です。
国籍を超えて今も多くの人に愛されている数秘術で、
「あなたもご自分の中に在る才能や、人生の流れを知ってみませんか?」
自分を改めて客観的に知ることは、人生のあらゆる局面において、
あなた自身がどんな時も、ご自分の1番の理解者でいられることになります。
また様々な状況において、繰り返し自己と向き合い、足元を見直し、
前に進むための心強い御守りあるいは人生の羅針盤のような存在となることでしょう。
ユング心理学では、普段私たちが「自分で自分のことを意識できる領域は、全体のたった3~5%」と言われています。
「残りの90%以上を占める無意識の領域に眠っているあなたの性質」を読み解くことで、
たくさんの人生の可能性が広がります。
つまり数秘術では、 皆様の無意識に存在する才能や運の流れを、数字として読み取ることができるのです。
あなたの無意識の領域に在る人生計画書を知ることで
「自分がどのような価値観や判断基準を持っているのか」を客観的に理解できます。
あなたの持つ葛藤や苦しみは、ご自分の価値観や世界観から生じるものです。
あなたが今まで苦しい・辛いと思ってきたことや、過去でさえも
それが「実は自分の才能を輝かせるための経験」だったとしたら
そこに新しい解釈が生まれると同時に
「誰にも奪われることのない あなただけの強い味方・人生のギフト」になることでしょう。
悲しみを癒す力も
苦しみを解放する力も
自分の足で立ち上がり前を向く力も
全てあなたの中に すでに在るのです。